S-1グランプリ北海道大会&北海道フリースタイル選手権



How to S-1 grand prix
S-1とは、どんな競技か?
S-1とは、ヤマハが主催する、左右のターンが交互に繰り返されるコース(IJSBA公認コース)を使用するタイムトライアルの競技です。

コースレイアウトは以下のようになっており、スタートブイが4つ設置されており、このスタートブイの1と2を通過する時から、タイム測定開始、それから、5、6、7、8ブイを回り、9ブイはどちらから回ってもOK、
帰りも同じコースで、回ってきて、1と2のブイを通過した時点でタイム測定終了。ただし、3と4のブイをちゃんと通らないと、ミスブイになってしまう。(例えば勢い余って、1と3のブイの間を通ってしまったりすると、オンブイになり、10秒加算のペナルティーになってしまう。もちろん、各ブイもミスブイすると(踏んだり、内側を回ったりすると、ミスブイ扱いになり、同じく10秒加算のペナルティーが着いてしまう)



実際のS-1のコース
 これが実際のS-1の公式コースになっております。
 左側のオフィシャルのジェットの長さと比較しても比較的短め、というのがわかると思います。
 1番右側に4個並んでいるのが、スタートブイの1234、それから行きは右回りの赤の5ブイ、左回りの6ブイ、次の右回り7ブイ、左回り8ブイ、そして最後に1周してくる9ブイとなります。
 9ブイに関しては、8ブイを回った時点で、右回り、もしくは左回りのどちらでもOK。同じように帰り道は逆向きに回るので、8ブイを回った所で、9ブイを左に回った場合は、9ブイまでのターンがキツイものの、9ブイを通過した時点では8ブイへの進入角度が少ないため、高速に侵入することが出来ます。
 一方、8ブイを通過して、9ブイを右回りに入る時には、8ブイを通過した後に全開で9ブイに進入出来るものの、今度は8ブイを回る時にコーナー角度がきつくなるので条件はおんなじという所です。

(ただし、参考までに、割合殆どの選手は後半を楽に回りたいためと、前半のリズムを崩さないようにと、9ブイは左回りで回る選手が多いです。どうしても360度ターンは失速する可能性が高いため、360度ブイを回った後は、なるべく早く加速したい&失速を最小限にするために、8番ブイを緩やかに曲がる9ブイを左回りに回るコースを(左回りは後半を加速に当てるコーナリング)とったりします。
とはいえ、8ブイを超えた辺りからオーバースピードで9ブイに差し掛かり、失速前提でコーナリングして抜けて行く選手もいますので、(右回りはツッコミ重視コーナリング)これまたどちらが早いとは一概にいえない部分があります。どちらから回るかは、8ブイを超えた時の速度で瞬時に判断する必要があります。
 これが上空から撮影したS-1のコースになります。
 こうしてみると、スタート&ゴールは通過するだけですが、360度の9ブイはスタート&ゴールと同様に、各部位の真ん中の半分の長さしかありません。
 他の4ブイは単純計算では同一の同じ距離と幅でありますので、ある程度のリズムで回ることが出来ます。
 ただし、このS-1を攻めるに当たってとても難しいところは、前半はフラットな水面なので、自分の思った通りのコースを描きやすい走りができます。が、後半の帰りは反対に自分が立てた波と戦いつつ、正確にコースを決め、なおかつタイムを縮めなくてはいけません。
 当然早い人ほど、自分の立てた波の影響を受けやすくなるので、操船が難しくなります。
 このありとあらゆる条件をクリアしつつ、最速のタイムを叩き出すのが、真のS-1の王者というわけであります。
 全体的なコースの長さはおおよそ100m位で、どれくらいの時間で走るの?の目安として、普通にランナバウトで走行すると、40~50秒ほど、(往復して)慣れてきて攻めだすと、簡単に30秒は切ります。そして、25秒を境に、かなりシビアな戦いになります。
 早くなってくると、24秒を切って、23秒台・・・、22秒、と来るのですが、中には20秒を切る化け物みたいな選手もいますので、この辺がタイムを競い合うと、とても難しくなってきます。

 しかし、殆ど改造のないストッククラスであることと、コースを一人で回るという安全面から、初心者でも簡単に参加できて、なおかつ、極めだすととことん難しいというのが、このS-1の奥深さ、というところであります。
また、S-1に関しては、マシーンの改造規則がかなり厳しい条件があり、基本はストック(無改造&もしくは改造制限あり)クラスでの出場となります。
(改造においては、下の競技規則のPDFに詳しく書かれています。これに違反すると、当然ながら失格になる上に、その記録は不正ということで抹消されます)
なお、エンジン排気量やグレードによって、出場するクラスが変わりますので、現在での出場できるヤマハの船体はこのようになっております。
ヤマハ S-1グランプリ大会 公式戦 公式記録登録出場可能船体
スキークラス ヤマハ Super Jet
ランナバウトクラス1 ヤマハ VXR・VXS・VX Cruiser HO
ランナバウトクラス2 ヤマハ FZR・FZS・FZS SVHO・GP1800
ランナバウトクラス3 ヤマハ FX High Output・FX SHO・FX SVHO
ランナバウトクラス4 ヤマハ V1SPORT・2016年VXシリーズ・EX Deluxe・EXR

※2019年度時情報、FXクラス等機種クラス別ではなく、全てランナバウトは4項目で分かれることになりました。
 なお、これ以外の船体は(2ストロークランナバウトモデル、ヤマハ以外のカワサキ、シードゥー(ボンバルディア)、ハイドロに関してはオープンクラスでの出場となります。
 また、ヤマハのモデルでも、ストック以上の改造を施している船体は(リミテッド、モデファイ、過給器等を後付した船体)オープンクラスでの参加となります。
 公式記録の大会とオープンクラスでの大会の差は公式戦に出れる船体での出場の場合は、ヤマハの方でS-1大会での公式記録として名前&タイムが記録保持されます。
 オープンクラスでは、大会ではタイム測定されますが、ヤマハのS-1の公式な記録としては残りません。
 また、公式戦の場合は、1位から3位までの選手にはトロフィー等の授与があります。それと、5位までの選手には全国大会参加権利を手にするとが出来ます。(地方選で5位以内の年内の記録がないと、最終の全国大会に出場することが出来ませんが、推奨枠もあるため全国大会は主催者側の方にお問い合わせください)
 オープンクラスの場合は、各大会の主催者の方で若干ずつ内容が異なるため(公式記録として登録されないため、細かく別れているところもあれば、大まかにランナバウトもスタンディングも一緒のタイム測定になる場合もある)、公式のジャンル分けはありません。北海道大会は現在のところ、以下の種類分けになっております。
S-1 北海道大会 オープンクラス 
オープン ビギナーズクラス  ヤマハ 保証登録開始後1年未満のお客様対象 (機種問わず)
オープン スキークラス  1人乗り(立ち乗り)PWC(改造艇可)ヤマハSJ ・ カワサキSX-R ・ HSR S4 他
オープン スポーツクラス  1人~2人乗りPWC(改造艇可) ヤマハTZ ・ カワサキX-2 ・ シードゥ HX 他
オープン ランナバウトクラス  2人乗り以上のPWC(改造艇可) ヤマハ ・ カワサキ ・ シードゥ  他
オープン ランナバウト賞金レース  2人乗り以上の過給機付き PWC (改造艇可) ヤマハ ・ カワサキ ・ シードゥ  他
オープン ランナバウト アンティーククラス  PWCは機種問わず(改造艇可)、オフィシャルがアンティークと認める船体
オープン ウィメンズクラス  女性ライダー限定 PWCは機種問わず (改造艇可) ヤマハ ・ カワサキ ・ シードゥ  他
 基本は改造艇、もしくはヤマハ以外の船の所有者が参加するクラスとなっております。
 しかし、基本はオープンクラスでもヤマハの公式戦で参戦できる船体で参加しても構わないことになっておりますので、自分はFX160を所有しているので、公式戦ではFXを申し込んで、ついでに、タイムアタックをもっとしてみたいから、オープンランナバウトクラスAにも参加しよう、ということも可能です。
 最後に、S-1はクローズドコースを周回するレース等と違って、一人で走るため、事故の危険性も少なく(相手との接触等が無い)、なおかつ船が早ければ勝つ。という仕組みでもないため、レース未経験者や初心者の参加がとても簡単な仕組みになっております。
 ただし、競技には変わりがないため、レギュレーションで決まっている通り、ヘルメット等の防護、防具の装備、事故による損害保険への加入等が義務付けられております。
 どの世界にも言えることですが、基本レースの世界は自己責任。ですので、安全を自分で確保できる事が最低条件、となっております。
 PWCに乗っているのであれば、やはり自分の技術というものがどの程度のものなのか?また、船を所有していれば、誰が早いか?を競うということはごく普通の流れだと思います。
 S-1グランプリは、その中でも船体の性能よりも乗り手の技術が優先され、また、上位成績者には全国大会への出場切符を手にするということも出来ます。(ただし当然遠征の費用は個人負担ですが・・・)
 このような素晴らしい大会に、是非あなたも参加してみませんか?
なお、ヤマハの公式サイトは、こちらになっております。
HOW TO YAMAHA S-1 (ヤマハS-1グランプリとは?)

競技規則のダウンロード、